長い文

長い文が書きたいときに使います

なまえの話

みなさまは、ご自身の名前で苦労したことはありますか?

私はものすごくたくさんあります。今回の話は、私が名前で地味に苦労してきた(している)話です。オチはおろか内容もない、ただの人生の小さな苦労話です。

最近、クリスマスケーキを予約した際にまた”それ”が起こってしまったので、なんとなく書いてみようと思い今に至ります。

わたしのなまえ

本名をここに書くのはあまりにもリスクが高すぎるため、あんま詳しいことは書けないのが申し訳ないのですが、私の名前は日本人にも外国人にも初見だとちゃんと読んでもらえない名前です。

一応書いておきますが、キラキラネームではないんですよね。”緑輝”と書いて”サファイア”と読む………という感じではありません。当て字でもないし、普通に読める名前です。ただし読んでもらえない。

その理由と特徴をまとめてみました。まずは国内で起こるものから。

 

【 国 内 】

  • 漢字で記載した際に読み方が複数あり、一番マイナーな読み方が正しい読み方。なので初見では100%正しく読んでもらえない。
  • そもそも響きが珍しいので、口頭ではっきり言っても伝わらないことが多い。私達が、聞き馴染みのない外国語をきいて「……?」てなるような反応をされることがある(けど外国語っぽい名前というわけではない)
  • 日本で馴染みのあるとある食べ物と響きが似ているため、口頭で伝えた際に、その食べ物の名前だと思われることが多い。

本名をここに書けない以上、想像がつきづらいかもしれませんが………なんとなく理解していただけると幸いです。

一番厄介なのは、やっぱり字面から連想できる読みがひとつではないというところです。

例えばの話にはなりますが【浩一】という名前は、【こういち】【ひろかず】と読むことが出来ます。決してキラキラネームではないですが、間違えが発生しやすい名前だと思います。

浩一(ひろかず)さんもきっと、こういちさんとよく間違えられるんじゃないかなと………私の名前はそんな感じです。

 

学生時代には、部活のときだけたまに会うような他校の友達に、ずっと別の読み方で覚えられいて数年越しに訂正………とかあったなぁ…………

私は別にいいんだけど、やっぱり訂正するとちょっと気まずい空気にはなる。

 

先日も、クリスマスケーキの予約をした際の話。

こうなることが予め分かっていたので、はっきり名前を伝えたのですが、聞き馴染みのない音に店員さんが「………?」となったあと、自信なさそうに予約表に書いた名前が間違った名前でした(良く似た響きの食べ物の名前と間違えられていた)。

さすがに予約票なので、訂正してもらいましたが、私自身はもう正直慣れてしまっているので、わざとでなければ不快な気持ちにすらなりません。むしろ申し訳なさのほうがあるというか………

※ちなみに、「もうこいつ一生関わることね〜だろうな」と思った場合は、訂正せずにそのまま間違った名前のままやり過ごすことも多々あります。

 

では次に、外国人にも難しい点について記載していきます。

 

【 海 外 】

  • 苗字含め名前が長めで発音が難しい(結婚してさらに長くなった)
  • 単体の母音や黙字(扱いになる文字)が含まれており、出身地によっては音が変わったり抜けたりする。
  • 英語圏でそのまま発音すると、異なる意味になる(あまりいい意味ではない)
  • (国内版にも記載しましたが)日本の有名な食べ物と響きが似ているため、日本に住んだことのある外国人なんかは、その食べ物の名前だと認識してしまう。
  • 通販で海外便を利用すると、伝票の文字が筆記体で崩れすぎて性転換が起こる(例えだけど、YuriがYujiになり、国内伝票になった際にカタカナでユウジ様と書かれた伝票が送られてくる感じ)
  • 日本語非ネイティブが発音しづらい音の並び(そもそもネイティブかつ名前の持ち主である私が、やや発音に詰まる音の並びだと感じる)

大変でしょ!数え役満だよね本当に。

正直言うと、海外の人とやり取りする機会はほとんどないのですが、学生時代はALTの先生にきちんと名前を読んでもらえないことが多かったです。

当時はまだ言語の特性など分からない歳であったものの、黙字の存在はなんとなく知っていたので、そういうものだと思い、やや諦めていました。

 

諸々の都合もあり、プライベートの付き合いがある外国人の友達には、日本でのニックネームやイングリッシュネームで呼んでもらうことでこの辺の問題を解消しています。

※実をいうと、イングリッシュネームを作るのもめちゃくちゃ大変だったのですが(なんでもいいとはいえ)、本題とズレるので今回は割愛。機会があればまた。

 

そう思うと、日本国内でも私は名前より、名前や苗字をもじったニックネームで呼ばれることが多いかも。実は名前をあんまり使っていない。今ふと気づいたけど………!

 

話は少し変わって、職場の話。

今勤めている職場は外資系で、さまざまな国籍のスタッフが在籍しています。

名前に関しても、スタッフは全員 英字のファーストネーム呼びなので、とりあえず日本人に名前間違えられることはなくなりました。それだけで、今ものすごく快適です。

 

しかし海外スタッフは呼びづらいだろうなといつも思う。というか実際呼びづらそうである。

イングリッシュネーム・持っている人はミドルネームで呼んでもらっているスタッフもいますが、基本的にはみんな正しく本名で呼び合いましょうの雰囲気はあるので、海外スタッフも規則に則って私のことをきちんとした名前で呼んでくれるので、ありがたい話です。

 

ただ、職場において、これは特殊で運が悪かっただけの話になるのですが、業務で頻繁に使用しているプロンプトに本名とめちゃくちゃ近い単語があり、よくエラー対応をしていただく際に打ち間違えられるという難点は増えてしまいました。

なんなら私もよく打ち間違えてしまい、無意識に自分の名前をコマンドプロンプトに入力して「え………なにも反応がないんですが…………」となることが多々(自分の名前を入れて動くわけがない)

 

以上です

最初に書いたとおり、オチもなければ内容もない話でした。子供のころから経験していることなので今更なのですが、クリスマスケーキ予約の際にやっぱり間違えられたので、これまでの苦労を少しまとめてみようかなという気になった感じです。

 

余談ですが!

  • 高校2年生のときのクラスは、なぜか私のような難読ネーム(非キラキラネーム)がめちゃくちゃ多かった
  • 以前勤めていた会社は、なぜか難読苗字や難読ネーム・ちょっと珍しい名前の社員がとても多かった

という、私が多数派にいた経験は一応ありました。まぁ結局、どちらもニックネームで呼ばれていたのですが……。

 

それと、最後に一応書いておくけど、私自身は自分の名前は気に入っています。

良くも悪くも目立つし、たくさん苦労はしていますが、珍しさ故に一度分かってもらえたら、しっかり覚えてもらえるメリットはあります。名前だけで一方的に知られて、たくさんの人に声をかけてもらうことも多い。

同じ名前の人にも出会ったことがないし唯一無二な感じもある(一応ネットで同名の方の存在は確認している)

名付けの由来もとても気に入ってるし、その通りの人生を辿っているかなと思うので、両親にとても感謝はしています。だからこれは決して文句ではないということだけここに記載しておきます。

※名前を間違えられやすい点に関しては両親も把握済み

 

ただ、今後子供に名前をつける未来があるとしたら、本人が苦労しない名前にしたいなとは思う(笑)

やっぱり、何度も訂正するのはめんどくさいので!

 

これから先の人生も、間違えられまくる人生だと思いますが、強く生きていこうと思います。

 

じゃね!